挫折知らずの術!自分の理解度スピードを把握する

習得したいスキルや知識の学習を進めている時、特にスタートさせたばかりの頃は成長を実感出来ず悩んだ人も多いと思います。私もその一人で、今でも悩みながら過ごすことも多いです。

そんな"学びのマラソン"における全体感と自分の考えを整理させたく、この記事を書きます。

誰でも最初は初心者 → 他人とは比較しない

初心者を励ます部類のTwitterなどのSNS投稿やブログなどでよく見るワードの一つに「誰でも最初は初心者」があると思いますが、これはこれで事実だと思いますし、その業界や分野の第一人者でも最初は素人からスタートし、圧倒的な努力や時間をかけて現在の地位を確立したと思います。

ただ初心者からするとそんな人達を目指すとした時に、現在の自分との差を露骨に感じてしまうので、「いつになったらあのレベルに到達出来るのだろうか。」と落胆してしまうことで、途中で挫折してしまう人がいるのも事実です。何度も書きますが、私もそのような経験をたくさんしてきました。

このようなスタート時の挫折を乗り越える為の言葉として
「あの有名人でも最初は初心者で、今のあなたと同じような思いを経験してきたのだから、辛抱強く頑張りなさい。」
という意味で使われることが多いと思います。

この言葉を受けて「よし頑張ろう!」となることもありますが、よくよく考えると、同じ学びを実行している全員が、同じ理解度スピードで成長していくことはありません。環境や考え方、費やす時間など、様々な条件によって理解するスピードは必ず異なるはずです。

つまり何が言いたいかと言うと、「他人と自分を比較しても無駄」ということです。

業界有名人や同僚、友人などと自分を比較してもメリットは一つもありません。そもそもその比較は正確ではない可能性もあり、間違った解釈をしてしまうことで、自分の立ち位置や市場価値などを見誤ってしまう原因にもなり得ます。

それでも自分の比較評価を知りたい場合は、第3者に評価してもらうのがベストだと思います。

自分の理解度スピードの把握は「生い立ち」から遡る

それぞれ得意不得意分野があると思いますので、学ぶ分野や業界によって理解度スピードに違いはあると思いますが、ざっくりと自分のタイプを知って途中の挫折を無くすことが目的ですので、分野のカテゴライズなどは実施しません。

自分のタイプを把握するうえでのinputは、生い立ちから現在までの経験です。

学生時代(小学生・中学生・高校生・大学生)

  1. 納得しないと次の課題に進まない
  2. 自信がない分野の改善は消極的
  3. 自信がある分野は生き生きしてる
  4. 不得意分野の改善より得意分野を伸ばすことが楽しい
  5. どうしてもやらないといけない場合のみ追い込まれてから改善する
  6. 自己評価は厳しめ

社会人時代

  1. 座学より実践で理解した実感を感じる
  2. 必要だと感じてからは行動するまでは早い
  3. 自己評価は厳しめ

私の場合はこのような感じです。

まとめると、

学びの条件

  • 必要に感じる理由付けが必要
  • 追い込まれてからの行動は早い
  • 座学より実践で理解の実感を得る
  • 自己評価は厳しめなので自信を持つのに時間がかかる

となります。

理解度スピードのグラフ

学びをするということは、不得意分野だと思うから自分に無いスキルや知識を得ようとしているので、私の場合はとにかく学習スタート時期の継続が最重要課題です。

グラフにすると、

f:id:toshi_life:20190814180408j:plain
理解度スピード

ちょっと極端に書いてますが、自分のタイプとしてはこの形がしっくりきているので、間違いではないのだと思います。

このグラフを元に現在の自分の位置を理解して、苦しい時期を乗り越えるのに活用しています。

まとめ

  • 他人と自分を比較するのは絶対に辞めたほうがいい
  • 自分のタイプを列挙するなどして理解する
  • しっくりくる理解度スピードを図に起こす
  • その図を元に全体感と位置を把握し挫折防止に活用する

感情に任せない習慣化 その2

感情に任せない習慣化 その2
ということで、前回の続きを書きたいと思います。

↓その1 toshi-life.hatenablog.jp

とは言っても、その1で月間レベルのタスクまで落とし込んだので、あとは週次、日次レベルのタスクまで落とし込めばOKです。

タスクの落とし込み(週次・日次レベル)

週次

週の数は月によって異なりますが勝手にマイルールを作って、

  • 週の開始は日曜
  • 全ての月のカレンダーを確認するのが面倒なので4週/月とする
    • 4週とならない月は最終週に数日加えるなどして調整

このような形とします。
(タスク化することがタスクに感じて精神的負荷が高くなることを避けてます)

では早速、2019年8月タスクであれば

  • 英文法習得(タスク目標:参考書1周以上読破、理解度目標:80%)
  • 英単語習得(タスク目標:参考書1周以上読破)
  • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
  • リスニング&シャドウイング(30時間/月)

こちらを週次レベルまで分解してタスク化すると、

  • 英文法習得(タスク目標:参考書1周以上読破、理解度目標:80%)
    • w1:25%読破
    • w2:50%読破(+25%)
    • w3:75%読破(+25%)
    • w4:100%読破(+25%)
  • 英単語習得(タスク目標:参考書1周以上読破)
    • w1:25%読破
    • w2:50%読破(+25%)
    • w3:75%読破(+25%)
    • w4:100%読破(+25%)
  • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • w1:7Tweet
    • w2:15Tweet(+8Tweet)
    • w3:22Tweet(+7Tweet)
    • w4:30Tweet(+8Tweet)
  • リスニング&シャドウイング(30時間/月)
    • w1:7時間
    • w2:15時間(+8時間)
    • w3:22時間(+7時間)
    • w4:30時間(+8時間)

日次

あとは機械的に日次レベルまで分解するのですが、これを箇条書きすると冗長的になるので、テキストでの記載はしないでおこうと思いますが、実際にはスマートフォンアプリで管理していくといいと思います。

私は「Daily Habits」というアプリで管理しています。

Daily Habits - Habit Tracker

Daily Habits - Habit Tracker

  • Denys Yevenko
  • 仕事効率化
  • 無料
apps.apple.com

このあたりは、いろんなアプリを使って自分に合う使い勝手をよいものを選べばよいと思います。
他の方がまとめたページがありますので、そちらを貼り付けておきます。

www.kerenor.jp

タスクの見直し

あとは設定した日次レベルのタスクを黙々とこなしていくのみ!なんですが、もう一つ大事なこととして、タスク負荷の振り返りがあります。
w1、2を実行してみて、設定したタスク負荷が自分に適しているかを判断し、タスク量を調整する必要があります。

ここを怠ると、高い負荷に耐えきれない、または手応えがなさ過ぎて目標への到達を見失ってしまい、挫折の原因となり得ます。

翌週のタスク量を調整しつつ、自分に適した量を探す作業はタスク設定と同じくらい重要だと言えますので、粘り強く実施していきたいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
感情に任せず、日次レベルまで落とし込んだタスクを黙々とこなすことで、習慣化を実現するという方法なので、前準備さえできればあとば実行あるのみだと思います。
そうすると、タスクをこなさないと気持ち悪い、となり勝手に習慣化されていることに気付く日がくると思います。

  • 習慣化を実現する方法の一つとして黙々とタスクをこなす「感情に任せない」手法もある
  • 実現したい目標や目的を具体的に列挙する
  • 抽象的な目標だとゴールが具体化されず、挫折の原因となり得る
  • 月次、週次、日次レベルまでタスクを落とし込む
  • 黙々と日次タスクを実行!
  • 継続を意識したタスク量の見直しを図る

感情に任せない習慣化 その1

私もマスターしたい「習慣化」というスキル。
どんな領域でも努力する上では必要なスキルだと思います。

  • ダイエット
  • 読書
  • 資格勉強
  • 語学学習

などなど。

習慣化させたい時、その際の意気込みは十分なのに全然続かない。。。
という経験は誰しもあると思いますが、それでも習慣化できる人と出来ない人がいるのはなぜか、を考えた結果、私なりの答えの一つとして「感情に任せない」という手法を提案したいと思います。

習慣化の準備

まずは、達成したい目標や努力する目的を明確にしないと何すべきかわからないと思います。
ここで言う何をすべきか、というのは、日々こなすべきタスクは何か、といったレベルの話です。

さらに、目標や目的は具体的であればあるほど、情熱を注げるものであればあるほどベストだと思います。

例えば私の場合、「英語をマスターする」という目標があります。
ただマスターすると言っても、漠然としていてどのように進めるべきかが見えにくいので、それを達成した後の自分を想像したいと思います。

<英語をマスターした後の自分> ※実現したい順

  1. 海外で働いている(海外から仕事を受注する)
  2. 海外移住している
  3. 外国人と英語を使って難なく会話している

こんな感じ。これらを分類すると、

  1. ビジネス英会話
  2. 日常英会話(初級レベル)
  3. 日常英会話(初級〜上級レベル)

このようになります。
以上から私の場合、まずは「ビジネス英会話と基本的な日常英会話のマスター」を目標にするのがよさそうです。

タスクの落とし込み

目標が決まったところで、次は日々のタスクまで落とし込みたいと思います。

目標達成までの期限をきった方が落とし込みやすいので、

  • 1年後の2020年8月に海外から仕事を受注する
  • 3年後の2022年8月に海外企業からオファーを受ける

そこから逆算させて月間のタスク考えます。(長くなるので今回は1年後まで記載)

  • 2019年8月(現在)
    • 英文法習得(タスク目標:参考書1周以上読破、理解度目標:80%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書1周以上読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • リスニング&シャドウイング(30時間/月)
  • 2019年9月
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書3周以上読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習開始(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング(30時間/月)
  • 2019年10〜12月(社内TOEIC受験:600点以上)
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書5周以上/月読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング&ディクテーション(30時間/月)
    • 英語でのブログ開始(4記事/月)
  • 2020年1〜3月
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書5周以上/月読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング&ディクテーション(30時間/月)
    • 英語でのブログ(8記事/月)
  • 2020年4〜6月
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書5周以上/月読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング&ディクテーション(30時間/月)
    • 英語でのブログ(15記事/月)
  • 2020年7月
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書5周以上/月読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング&ディクテーション(30時間/月)
    • 英語でのブログ(15記事/月)
    • 海外フリーランスサイトでの営業開始
  • 2020年8月
    • 英文法習得(タスク目標:参考書3周以上読破、理解度目標:100%)
    • 英単語習得(タスク目標:参考書5周以上/月読破)
    • 1日1 回英語Tweet(タスク目標:30Tweet/月)
    • オンライン英会話学習(週2回以上受講)
    • リスニング&シャドウイング&ディクテーション(30時間/月)
    • 英語でのブログ(15記事/月)
    • ★海外フリーランスサイトでの受注獲得

次に、これらの月間タスクから週次、日次レベルのタスクまで落とし込むと・・・(その2に続けます)

能力 = 年収ではない

「能力が高い人 = 高年収」
私たちが生きているこの世の中は、どうやら、この法則が当てはまらないようです。

ある意味、世の中は不平等であること、これを認めないと理解出来ないのかもしれません。

能力 ≠ 年収

全てのケースに当てはまるわけではありませんが、
もし能力 = 年収である場合、

  • コンビニのバイト:レジ打ちや接客、棚卸、商品陳列など、業務を覚えるたびに時給UP
  • 会社員:試験やプロジェクト、担当する業務レベルをクリアするたびに給与UP。逆に、毎年自動的には給与UPにならず、能力のみ評価

といった形になるはず。

でも実態はそんなことはなく(特に日本は)、色んな条件が絡んで給与、年収は決定していると思います。
例えば、

  • 世の中の景気や相場
  • 会社の業績
  • 上司との関係性
  • 実績とは関係ない部分の評価(人間性や面白さなど)
  • 実績がなくともあるかのように見せる技術(日系大手ありがち) などなど。

そうなると、能力 = 年収とは言い切れないはずです。

ほとんどは環境で決まる

これは私個人的な意見ですが、年収の大半はその人がいる環境で決まります。
つまり、その人が生きている時代、住んでいる国・地域、属している会社や取引しているクライアントやパートナーなど、自分を取り巻く環境のことです。

その上で能力や技術を以て、実際の所得が決まるのです。

時代を変えることは難しいですが(長生きして変わるのを待つしか無い)、それ以外は自分の意志で変えることが出来るので、もし会社や上司、クライアントに不満がある人は、環境を変える選択肢があることを理解したほうがいいです。

意外に感じるケースもありますが、環境を変えるだけでやってることは変わらなくても好条件の仕事をGetすることも出来たりします。

超優秀なお金持ちが作り出す流れ

Appendix的に「稼ぐこと」について書きたいと思います。

私は仕事柄テクノロジー業界にいますので、どうしても"GAFA"や"FANG"といった言葉が気になります。

USを始めとしたテック業界、しいては世界の流れは"GAFA"などに所属する超優秀なお金持ちが作り出しているようで、 全世界の人口のうちの1%にも満たないそんな人達が、次のトレンドやヒットビジネスを考え出し、世の中に投入していて、 イケる!と判断されると一気に拡大させていくので、そこに多くのお金が集まります。

実は、高い年収を稼ぎ出している人の中には、その流れに乗ってるだけのケースもあるのです。

流れに沿ったスキルを身につける

とある文書を見たのですが、日本人はお金に関してクリーンなイメージを持っていないので、
「お金持ち = 特別な条件が必要」この発想になりやすく、

  • 高学歴、実家がお金持ち
  • 詐欺などの悪知恵(犯罪)行為

このような条件に当てはまらないとお金持ちになれない、と感じている方は結構多いと思います。

ですが、前出した世界の流れに乗れるスキルを身に着けておくと、多くのお金が集まる場所に身を置くことができます。

ここで言う流れに乗れるスキルとは、超優秀な方々が注目している業 界や技術に関連したスキルのことで、
例えば、プログラミングや業界知識、マーケティングなど、その分野ならではのスキルのことです。

ブームは勝手に起こるのではなく人が起こしているので、超優秀な方々の動きを検知できれば、スキルの先取りも可能だと思います。

まとめ

  • 能力 = 年収ではないことを理解するべき
  • 年収の大半は環境で決まる
  • お金持ちが作り出す流れを読んで動くことで稼ぐスキルが身に付く

成長の為に自分のタイプを知る

仕事で成長する為には?
このテーマ、だれでも悩む内容だと思います。

私のこれまでの経験上、成長に重要なのは「自分のタイプを知る」だと感じています。

仕事で成長する為には、もちろん努力と経験が必要であることは前提ですので、その上でどのようなステップで進めていくのかといった内容になります。

自分に適した成長ステップを進む

自分に適したステップでないと、途中で挫折してしまったり成長スピードが遅かったりするはずです。

成長ステップのパターンは大きく3つあって、

  1. マイペース型(他人からのサポート付き)
  2. 自己学習型(他人からのサポートは極力無し)
  3. 追い込み型(持っている能力以上の仕事を引き受ける)

これらの進め方は、どれも正解だと言えますので、
あとは、自分に適したステップを見つけることは非常に重要だと感じています。

マイペース型

まずマイペース型。
その時の能力に見合った仕事内容や量を引き受け、必要に応じて他人(SVやメンター、同期等)からのサポートを受け、成長していく進め方のことです。
進め方自体も、他人のサポートを以て理解し、選択していきます。

納得感・理解感と成長の実感を感じながら成長していくことができるこのパターンは、多くの人が適している進め方だと思います。

難しい点は、その時の能力と仕事内容・量のバランスです。この部分を間違うと、簡単と感じる仕事しか担当できず、成長スピードが遅くなります。
また、適切なサポートが無いと、納得感・理解感が欠けてしまうので、継続が難しくなる可能性もあります。

自己学習型

続いて自己学習型です。
マイペース型と似てますが、違いは他人からのサポート量やタイミングです。

  • マイペース型のサポート:他人 ▶ 本人
  • 自己学習型のサポート:本人 ▶ 他人

サポートのトリガーが、マイペース型の場合他人(上司など)から行うのが中心ですが、自己学習型の場合、本人から他人(上司など)に行うのが中心となります。
ですので自己学習型の他人(上司など)は、言い方もありますが、基本的に放置して、本人のタイミングを待つ形になるかと思います。

難しい点は、成長スピードが本人のやる気次第なところがありますので、自己管理が徹底している方しか適用しない点です。

追い込み型

最後に追い込み型です。
これは、その時時点の能力以上の仕事内容・量をこなしていくことで、強制的に経験度をあげて成長していく進め方です。
3つ中で一番ツライ進め方だと思います。

常に追い込まれた状況になりますので、不明な箇所は自分で特定してサポートを受けるなり解決していき、ゴールに向かいます。
ゴールしても次のゴールが先に待ってますので、タフな精神力・忍耐力も必要です。

ただ、ハマると成長のスピードは爆発的です。仕事内容もそうですが、それなりの量もこなしますので、仕事の進め方も学ぶことができ、たくさんの量を効率的に進めるチカラも身につきます。

難しい点はやはり、仕事の質と量です。ここを間違えると精神的に病んでしまうか、残業が多すぎて上司が罰せられる可能性もあります。
また、注意点がもう一つあって、うまくこなせてくると天狗になりがちなので、そこのコントロールも必要です。

まとめ

  • 仕事の成長のために進むステップを検討する
  • 自分に適したステップになっているか分析して選択する
  • その為の自己主張も大事

学歴と仕事のデキ

「高学歴な人ほど仕事デキないよね。」
このフレーズ、わりとよく聞くと思います。

世間のイメージとして、高学歴 = 仕事がデキて当たり前
こう思われているのが原因だと思うんですが、みなさんの周りはどうでしょうか?

高学歴から伝わる先行イメージ

完全に、私の個人的な意見ですが、実態としてはおそらく
「高学歴 = 仕事がデキる」人の方が多いと思います。

「高学歴な人ほど仕事デキないよね。」
この会話がよく出てくる場所は、仕事がデキない高学歴の人が存在する職場だと思うのですが、
その環境にいる、またはその環境を知っている人達がこのフレーズをよく使うことで、世間的によく聞くフレーズになった、といったところでしょうか。

加えて、高学歴でない人達からすると、記憶に残りやすいフレーズでもあり、
学歴においての劣等感からそれが真実!と思いがち、なのだと思います。

実は、私もその一人でした。。。

現場レベルでの実態

当然、高学歴の人でも色んなケースがあると思いますので、一概に言えない部分もありますが、
私がこれまで経験してきた環境においては、高学歴の人は仕事デキます!

私の現在の職場状況を少し紹介させて頂くと、

  • 上司(SV)1:東大卒(しかも現役合格)
  • 上司(SV)2:明治大卒→東大大学院卒
  • プロジェクトメンバーの新卒入社2、3年目:知ってる範囲だけでも京大卒2名他

こんな感じです。

まず、上司2人は高学歴かつ優秀で、まさに仕事がデキる人です。
無駄なプライドが無く、わからない部分があれば、
「わからないから教えてくれ」とすぐに聞いているので、吸収も速く守備範囲が異常に広いです。

新卒入社2、3年目のメンバーも、吸収の速さが異常でプロジェクトを進めるチカラもあります。

今の環境が特殊なんでしょ。。と思いたいですが、
他プロジェクトでも仕事がデキる人の学歴を聞くと、高学歴のケースが多いので、間違いではないと思います。 (今の会社がそんなメンバーが集まりやすいのかもしれませんが。)

高学歴で仕事がデキる人の特徴

周りを観察して、私なりに気付いた特徴を列挙したいと思います。
前出している内容も含めて記載します。

  • 吸収がとてつもなく速い
    • 人から聞いたりドキュメントを1度読んだだけで自分のものにしている
  • 物事の全体を捉えている
    • 一部分だけなく、それが全体のどの部分にあたるかを理解している(もしくは理解しようとしている)
  • 自分の意見や発言をよく整理している
    • 何が言いたいのかがハッキリしていて、そこまでの流れも考慮して会話している
  • 無駄なプライドが無い
    • 態度にはプライドを感じるが、仕事上の知見については貪欲で他人の意見もよく取り入れる

やはり、一つ目が一番大きいと思います。
私の場合、同じことを2、3度経験するなどしないとなかなか覚えられないのですが、
彼らは一度聞くか読むかすると、すぐに吸収してしまいます。

裏での努力もあると思いますが、これまでの考え方(学生時代の物事の捉え方)が影響していそうです。

プライドについては、逆に高学歴でない人の方が高いと感じるケースが多いです。(私含め。。。反省です。。。)
他人の意見をよく聞いて、自分より的を得ている内容だとそれを取り入れようとします。

転職における高学歴のメリット

Appendix的にこの内容についても書きたいと思います。
今どき「高学歴だから即採用!」といった動きをしている企業は少ないと思いますが、やはりメリットはあります。

  1. 募集要項に卒業大学の条件を付けているケース(特にコンサルティング会社に多い?)
  2. 努力できる下地があると認識される
  3. 就労ビザ等、海外現地就職おいて有利

1についてはわかりやすいと思います。(例えば「MARCH以上」とか)
これは、地頭の良さが要求される職種だからだと理解しています。

それより、2については大きなメリットだと感じました。
私はHRの専門家ではありませんので、細かい部分についてはよくわかりませんが、
「学歴を採用判定基準にすることは理に適っている」という言葉を耳にし少し調べてみたのですが、
学生時代におけるツライ(もしかしたらツラく無いのかも)受験勉強に耐えうる忍耐力、
または自分なりに確立した対策方法を持っていて、努力するクセが付いている人物を判断する上で、学歴判断は有効なようです。

3については、大学卒でなくてもビザが下りる国もありますが、高学歴である方が移民局から許可が下りやすいようです。
こちらについては、国や働く職種と学歴とのバランスなど、様々な条件が絡むので、正確な情報は自分で調べるようにしてください。

まとめ

  • 高学歴な人は仕事がデキる!が正解だと感じている
  • 高学歴な人の一番の特徴は、吸収の速さ
  • 高学歴であれば転職活動も優位に進む可能性が高い(これだけ見ると当たり前ですが、、)

目指すキャリアを決める方法(IT業界)

会社や業界によって異なると思いますが、

  • プログラマー:設計書を元に定義された仕様のソフトウェアをプログラミング開発
  • エンジニア:システム開発における全般に責任を持ち、プロジェクトや事業の推進を担当
  • コンサルタント:会社ビジョンに基づき、正しい経営や戦略を提案

だいたい、このような役割だと思います。

どの道に進むのかは、それぞれの志向やスキル適合によるかもしれませんが、
まずは「どんな仕事人生を歩みたいか」が大きく関連すると思います。

ですが私と同じく、どんなキャリアに進むべきか決められない方も多いと思います。
そんな方に向けて有益となる情報を書きたいと思います。

役割整理

プログラマーとエンジニア

この2つの言葉の定義は結構曖昧だと思いますが、
私的には、エンジニアはプログラマーを包含しているようなイメージでいます。
何を言っているかと言いますと、

f:id:toshi_life:20190721203811j:plain

こんなイメージなんですが、
エンジニアの方が偉いとか仕事量多いとかそんなことではありません。

プログラマーはプログラミングがメインの業務で、エンジニアはプログラミングもドキュメント整備もメイン業務となるケースが多いです。
私は社内SEを経験していますが、プログラミングを担当しなくとも、出来上がったコードに対しては責任を持つ必要がありますので、よく見るケースは

  • 要件定義・基本設計書 → エンジニア
  • 詳細設計書・プログラミング → プログラマー

このような役割分担です。
人が少ない場合はエンジニアだけでやり繰りすることもあります。

エンジニアとコンサルタント

世間的にこの2つの言葉の定義ははっきりしていると思います。
ですが、現在外資コンサルティング会社にいる私からすると、この2つもわりと曖昧です。

なぜかと言うと、役職としてコンサルタントというタイトルを与えられていても、従事している業務はエンジニアに近く、要件定義や基本設計がメインのケースがあるからです。

違いがあるとすれば、その場合のコンサルタントの動きは、システムや業務設計を本質的に正しい方向に導く役割が強いと感じてます。
とはいえ、エンジニアとして働いている方でもそのような動きをしているケースもあり、システム設計においてコンサルティング出来るエンジニアはコンサルタントと同じだと思います。

どれを選択すべきかわからない

この場合、私としては迷わず「コンサルタント」を選ぶべきだと思います。

システム開発におけるビジネスの流れは、
コンサルタント > エンジニア > プログラマー
という具合で、上流から下流に流れていきます。

そうなると、コンサルタントはビジネスの開始から終わりまでお世話出来ると共に、エンジニアやプログラマーの働き方を見ることもできます。
または、実際に見ることは無くとも彼らの動きを把握することは、コンサルタントとしては、わりと重要なので、必然的に理解出来るようになります。

働いたあとで、興味をもったキャリアに転職やトランスファーするなどして経験していけばよいと思います。

下流から上流(プログラマーからコンサルタント)の動きも見れるんじゃね?」
そう感じる方もいらっしゃると思います。

私の経験上、両者が同じ現場に常駐するなどして一緒にいない限りは、見る機会は少ないと思います。
しかも、ビジネスの流れ的にも、コンサルタントがメインで活動する時期とプログラマーがメインで活動する時期が異なりますので、本来の業務内容でない部分を見ることになる可能性が高いので、出来る限り上流に関わることが重要となります。

※日本では上流工程の方が単価が高い傾向にあるので給与についてもその理解が必要です

まとめ

  • IT業界での進むべきキャリアに迷ったら「コンサルタント」を目指すべき
  • 役職と業務内容が曖昧なケースもある
  • 上流に関わることで今後を見据えた動きの参考になる